人々はついに、病人をふとんごと通りへかつぎ出し、「せめて、ペテロ様の影だけでもかかれば……」と願うほどになりました。また、エルサレム付近の町々からも、大ぜいの人が、病人や悪霊に取りつかれた人たちを連れて来ました。その人たちは一人残らず、すっかりよくなりました。 -使徒行伝5章15-16節(リビング訳)ペテロはある過去を持った男性です。彼は大胆で、変化を恐れません。しかし、また彼には沢山の欠点がありました。マタイによる福音書26章31-35節には、ペテロが自分が思うべき以上に自分のことを高く見てしまっている、つまる高慢になってしまっていることがわかります。マタイによる福音書26章69-75節では、ペテロがイエスの知り合いであることさえを否定してしまっていることが記されています。ペテロが自分の罪深さに気付いた時に、彼は激しく泣きました。彼が悔い改めの心を持っていることがわかります。(75節)神様は憐れみ深く、私たちの弱みを理解してくれます。ヨハネによる福音書21章では、イエスが愛を持ってペテロを回復させているのがわかります。たとえ過去に失敗や愚かさがあったとしても、ペテロは神様の計画の一部に含まれていたのです。ペテロはイエスを否定しました。なのに、彼は最もよく知られる使徒の一人となりました。ペテロは、過去に自分がイエスを否定したことに苦味を持ったまま残りの人生を生きることもできました。しかし、彼はその失敗を過去に置いていき、神様の王国にとって価値ある存在となったのです。神様、あなたは変化の神様よ。今日、私が自分の過去の失敗を過去に置いていき、あなたに仕える価値ある存在にならせて。あなたの計画の一部としてくれてありがとう。アーメン。