マルタはイエスに訴えました。「先生!あなた様が、あなた様さえいてくださったら、ラザロは死なずにすみましたものを……。-ヨハネ11章21節(リビング訳)ヨハネによる福音書11章には、イエスと親しい友人だったラザロの病気と死について記録されています。イエスが到着した頃にはラザロはすでに4日の間も死んでいました。マルタのように、マリアもまたイエスに言いました。「あなた様さえいてくださったら、ラザロは、ラザロはまだ生きて……。」(ヨハネによる福音書11章32節)私たち全員がこのように感じることがあります。「もし、イエスがもっと早く現れて何かしてくれたら、ここまで状況は悪くならなかったのに。」このように私たちは感じるのです。23節と25節では、このような絶望や落胆の言葉に対してイエスはこう返しています。「ラザロは生き返るのです。…このわたしが死人を生き返らせ、もう一度いのちを与えるのです。わたしを信じる者は、たとい他の人と同じように死んでも、また生きるのです。」約束通り、イエスはラザロに墓から出てくるように呼びました。そして、完全に回復した状態でラザロは出てきたのでした。もしイエスが死人を復活させることができるのならば、まちがいなく彼は死んだような状況をも復活させてくれるはずです。