by ジョイス・マイヤー
しかしこの私は、できるだけ神様のおそばにいましょう。神様にお従いするのです。会う人ごとに、神様のすばらしい救いのわざを告げましょう。
-詩篇73篇28節(リビング訳)
聖書では、たくさんの男性や女性が、神様に対して疑問を抱いて、責めて、批判している姿が多く描かれています。しかし、彼らは彼ら自身が愚かであったことに気付いたのです。彼らは考え方を改めて、神様に対して怒りを持つよりも、神様に信頼することに戻ったのです。
詩篇の作者は、そのような人たちの一人でした。詩篇73篇を通して、彼が怒りから信頼へと変わっていった過程を私なりに言い換えてみます。
「神様、私なんかより、悪いことをしている人たちの方が成功しているように見えるわ。私は神様に従う人生を生きようとしているけど、何も良いことがないように思えてくる。全部が無駄だったように思えてしまうわ。今自分には問題しかないし、理解しようとしても、あまりにも苦痛が大きい。でも、あなたと時間を過ごしてきたからこそ私にわかっていることは、悪いことをしている人たちは最終的には滅んでいくということ。私の心は悲しんでいたわ。苦みがあって、イライラしていたわ。私は馬鹿で、無知で、ひどいやつだったわ。今、あなたがずっと一緒にいてくれることがわかった。私の手を握ってくれている。神様、あなた以外に私には誰がいるかしら?誰が私を助けてくれるかしら?あなたでなかったら、誰も私を助けることはできなかったわ。あなたは永遠に私の力で、私の心の支え。あなたに信頼することは私にとって良いことだわ。神様、あなたに身を避けるわ。」(12-28節を読んでみてください。)
もし神様に対して今あなたが苦みを持っているなら、赦しのプロセスを通っていくように励ましたいです。神様に対する怒りは、心のバリケードです。それは他の何よりも強いバリケードなのです。なぜでしょうか?それはシンプルに、助けと癒しと励ましを与えて、感情、人間関係そして人生を回復させてくれる神様に対して扉を閉めてしまうからです。神様は私たちからの赦しは必要ではありませんが、私たちは神様に対する怒りを手放す必要があります。そして、苦みから解放されるために考え方を改めるのです。もし神様に対して怒りを抱き続けているなら、その怒りを手放すと、人間関係でも人生でも神様の力と祝福を体験することができます。
神様に信頼してください。怒りを感じることは悪いことではありません。しかし、神様に対する怒りを持ち続ける理由はないということに早く気付いてください。神様だけがあなたのベストを知っているのです。神様を信頼するために、その心のバリケードを外してください。