11日間で到達できる道のりに40年もかかったイスラエル人たちのように、私は自分の心の荒野で行き詰まっていました。私は自分の成長を妨げてしまうような間違った態度をたくさんとってしまっていたのです。そして、私の一番大きな壁となっていたのは、”忍耐のない態度”でした。「もう待たせないで!今すぐ欲しいって言ってるじゃない!欲しいものはすぐに手に入らなきゃ気が済まないわ!」という態度です。待つことは、神様との人生の一部であるということを学ぶまでに長い時間をかけてしまいました。当たり前のことですが、これからも待たなければいけないことは多くあります。しかし、その待つ期間が難しいものになるかどうかは、どのように待つかによって決まってくるのです。
病院に診察を受けに来たとしましょう。あなたは自分の番を待つ必要があります。受付の人がまずあなたに言うのは、「待合室でお掛けになってお待ち下さい。」です。座って待つ、というのは、その人がくつろいで待っているということですが、病院の待合室でも、人生の荒野で行き詰まったときでも、これこそが私たちが取るべき態度なのです。神様にお願いしたことを神様がしてくれるのを待っている間、あなたは神様の中でくつろいでいるべきです。
私の成長を妨げてしまっていたもう一つの態度は、「もういい、自分でやるから。」という態度です。この頑固な態度は、多くの人に当てはまるのではないでしょうか。この態度にしっかり対応して、変化を起こさなければ、神様が約束してくれた人生がぼやけて見えてしまって、現実から遠ざかってしまいます。そのままだと最高の将来をぼやけて見ながら、決して経験できないのです。
しかし、そのように生きなくていいのです。自分のとる態度を変えることに真剣に向き合って、聖霊に助けてもらおうとする時、荒野を長い道のりで進まず、近道して進むことができるようになるのです!
神様に信頼してください。試練の時も良い態度を保つのです。人生に試練は付きものです。しかし、神様を信頼して、神様が示すことを行動し続けるならば、私たちは勝利するのです。