ポジティブな考え

ポジティブな考え

それから、ローマの隊長に、「さあ、家に帰りなさい。あなたの信じたとおりのことが起こっています」と言われました。ちょうどその時刻でした。召使の病気が治ったのは。 -マタイによる福音書8章13節(リビング訳)

時々、私がステージの上に立つ時、話し始める前に少し止まって、聴衆全体を見渡します。人々の顔を見るのです。私は彼らの輝く笑顔や期待に満ちた表情を見るのが大好きです。でも、いつも、ほんの数人ですが、失望してがっかりした表情をしている人たちがいるのです。私は彼らについて何も知らず、彼らを決め付けたくないですが、顔の表情がとても悲しそうなのです。希望を失くして、何も良いことが起きることがないと考えてるように見えて、多くの場合、彼らが考えていることが現実に起きてしまっているのです。

私は彼らのようながっかりした人たちのことがよくわかります。私もそうだったからです。

私が学んだシンプルな事実はこれです。ポジティブな考えはポジティブな人生を生み出します。しかし、ネガティブな考えはネガティブな人生を生み出すのです。新約聖書には、召使が病気になってしまったローマ軍の兵士のストーリーがあります。彼はイエスに召使を癒して欲しいと願っていたのです。当時、多くの人々が癒しを求めて、または愛する人の癒しを求めてイエスの元に来ていたので、それは特に特別なことではありませんでした。しかしこの兵士は、イエスに召使の元に来てもらうことを頼む代わりに、ただイエスがその場で言葉を出せば、召使は癒されると彼の信仰を述べたのです。(マタイによる福音書8章8節を読んでください。)イエスは彼の信仰に驚き、召使が癒されるように言葉を出したのです。この兵士のポジティブな考え、信仰がポジティブな結果をもたらしたのです。彼は癒しを期待し、全くその通りのことが起きたのです。

多くの場合、私たちは癒してくれるように、経済面をケアしてくれるように、そして問題から抜け出させてくれるようにイエスに泣きつきますが、良いことが起きることを十分に期待することはないのです。考えをネガティブな面に向けることを許してしまっているのです。疑いと不信仰が私たちの考えと戦って、私たちがネガティブなものを許してしまうと、私たちの信仰が奪われてしまうのです。

『思考という名の戦場』にも書いたのですが、何年も前ですが、私は極端にネガティブでした。「ポジティブな考えが2回連続で思いついたら、考えが麻痺しちゃう。」と当時の私は良く言っていました。もちろんこれは大げさですが、このような考え方を持っていたのです。他の人が持っているのと同じ哲学を私も生きていました。「良いことが起きることを期待しなければ、起きなかった時にがっかりしない。」

私の人生で起きた多くの失望と落胆について人々に教えることによってネガティブな態度の言い訳をすることもできました。それはただ、私の期待が足りてなかっただけではないのです。それ以上のものでした。ネガティブに考えていたので、ネガティブに話していました。人々が私に霊的な勝利について話してくれた時、その勝利は長続きしないと思っていました。人々が私に信仰について話してくれた時、笑顔で聞いていましたが、心の中では、彼らは信じやすいのだと思っていました。私は、計画が失敗することや誰かが私を落ち込ませることをいつも考えていたのです。

私は幸せだったでしょうか?もちろんそんなことはありません。ネガティブに考える人は決して幸せではなりません。私がどのようにその現実に向き合ったかは説明すると長すぎるのですが、自分がネガティブな人間だと気付くとすぐに私は神様に助けを求めました。

私が学んだのは、神様の言葉を学び続けると、ネガティブな考えが無くなっていくことです。神様の言葉はポジティブで引き上げてくれます。私の責任は、行動でも言うことでも考えでも神様に栄光を返すようなクリスチャンになることだったのです。

詩篇51篇を書いた時のダビデの感じていた自責の念を私は理解できます。「ああ、愛と恵みにあふれる神様、私をあわれんで、恐ろしい罪の汚点をぬぐいさってください。」と彼は始めました。私は特に9節に思いを馳せます。「どうか、いつまでもこの罪を見すえないで、視界から消し去ってください。」もちろん私はダビデがしたような罪をしませんでしたが、私のネガティブな考えと態度は罪でした。ただの弱さや悪い習慣ではなかったのです。私がネガティブな考えにフォーカスを置く時、私は神様に反抗していたのです。

主である神様は私に憐れみを示してくれました。神様の言葉と祈りの中にい続けたので、私は悪魔の要塞から解放されたのです。

自由は、私たちすべてが手にすることができるのです。

憐れみ深い神様、私の人生のすべての面での解放に感謝します。ネガティブで間違った考えから私を自由にしてくれてありがとう。私の人生のこの分野で悪魔を打ち負かしてくれてありがとう。アーメン。

Facebook icon Twitter icon Instagram icon Pinterest icon Google+ icon YouTube icon LinkedIn icon Contact icon